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  • 胃痛
  • 胃もたれ
  • げっぷ
  • 胸やけ
  • 腹部膨満
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • 血便
  • 便潜血

胃痛

胃痛は、日常生活でよくある症状ですので、放置されがちです。 気のせいだと市販薬でやり過ごしても根本的な解決はしません。 医師の診断のもと、しっかり原因を突き止め改善を目指しましょう。 慢性的に続いたり、痛みがひどい場合は一度ご相談ください。

【画像】胃をおさえる女性

受診の目安

  • 激しい痛み
    強い痛みや突然の激痛は、胃潰瘍、胆石、胆嚢炎、虫垂炎など、重篤な疾患の兆候である可能性があります。
  • 痛みが持続するとき
    胃痛が数日以上持続する場合や、痛みが頻繁に再発する場合は、医師に相談する必要があります。
  • 他の症状を伴う場合
    胃痛、吐き気、嘔吐、発熱、血便、黒便、体重減少、食欲不振などの症状と関連している場合は、早急に受診するべきです。
  • 高リスクな人
    年齢が40歳以上で、消化性潰瘍や胃がんなどの既往歴がある場合、または胃の手術を受けた人は、早期の受診を検討すべきです。

胃痛の原因

  • 食事や飲み物
    過食、食べ物の消化不良、脂っこい食事やスパイシーな食べ物、アルコール、カフェインなどが胃痛の原因となることがあります。
  • 胃潰瘍
    胃内の粘膜が傷つき、痛みを引き起こす胃潰瘍は、ヘリコバクターピロリ菌の感染、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の長期使用などによって引き起こされることがあります。
  • 胃酸の逆流
    胃酸が食道に逆流し、胃酸逆流症(逆流性食道炎)を引き起こすことがあります。これは、胃痛だけでなく、胸焼けや喉の痛みも伴うことがあります。
  • 消化器官の炎症や感染
    胃腸炎、胃炎、胆嚢炎、肝炎などの炎症や感染も胃痛の原因となることがあります。

疑われる疾患

  1. 胃潰瘍
    胃の内側が傷ついてできる病気です。 ヘリコバクターピロリ菌や薬の使用が原因になることもあります。
  2. 胃炎
    胃の内側が炎症を起こす病気です。感染や飲酒、喫煙、ストレスなどが原因となることがあります。
  3. 胃食道逆流症
    胃の酸が食道に逆流してしまう病気です。そのため、胃の痛みや胸やけが生じることがあります。
  4. 胃酸過多
    胃が余計な酸を大量に出し過ぎてしまう状態です。
  5. 胃がん
    胃の内壁の細胞ががん化する病気です。 胃痛や消化不良などが現れることがあります。
  6. 胃腸炎
    ウイルスや細菌の感染によって、胃や腸が炎症を起こす病気です。
  7. ヘルニア
    腹部の内臓が腹壁の弱い箇所から飛び出る病気です。 そのため、胃の痛みや胸やけが生じることがあります。

胃もたれ

胃もたれは、食後や夜間に胃の重さや不快感を感じる症状です。 特に大量の食事や油っこい料理を摂った後に症状が現れることが多いです。

胃もたれでは、胃の中に食べ物が詰まっているような感覚や、胃の重さを感じることがあります。不快感やむかつきもあることがあります。また、胸焼けや胸の圧迫感、吐き気や嘔吐感も伴うことがあります。 特に胃内容物が逆流して喉まで上がってくる場合には吐き気を感じることが多いです。

胃もたれには便秘や下痢といった消化器症状が伴うこともあります。胃腸の運動異常が起こる場合にも現れる特徴です。 一時的なものであれば心配はありませんが、以下の症状が続く場合には受診を検討する必要があります。

受診の目安

  • 食事後の胃もたれが頻繁に起こる
  • 胃もたれに加えて吐き気や嘔吐がある
  • 食欲の低下や体重減少が見られる
  • 食道の痛みや胸焼け、胸の圧迫感がある
  • 便秘や下痢といった消化器症状が伴う

胃もたれの原因

  • 食事の過剰摂取
    大量の食事や油っこい料理、胃に負担をかける食品の摂取が原因となることがあります。
  • 食品アレルギー
    特定の食品に対するアレルギー反応が胃もたれを引き起こすことがあります。
  • 食道逆流症
    胃酸や消化酵素が食道に逆流することで胃もたれを引き起こすことがあります。
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
    胃や十二指腸の粘膜が傷ついた場合に胃もたれが生じることがあります。
  • 胃がんや胃炎
    胃の疾患が原因となり、胃もたれを発生させることがあります。

疑われる疾患

  1. 食道逆流症
    消化管の機能異常により、胃酸や消化酵素が逆流して胃もたれを引き起こすことがあります。
  2. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
    胃や十二指腸の粘膜の傷が胃もたれを引き起こすことがあります。
  3. 胃がん
    胃もたれが長く続く場合には、胃がんの可能性も考えられます。特に高齢者や喫煙者は注意が必要です。
  4. 胃炎
    胃の炎症や感染が原因で起こる場合もあります。
  5. 過敏性腸症候群(IBS)
    腸の運動異常により、胃もたれや腹部不快感が生じることがあります。

げっぷ

げっぷは、胃や食道から空気を迸らせる身体の反応です。 多くの場合、一時的なものであり、身体に害はありませんが、頻繁に出る場合や持続する場合など、他にも症状が伴う場合は受診してください。

【画像】胸を抑える女性

受診の目安

  • 頻繁なげっぷが数週間以上続く場合
  • げっぷが非常に頻繁または過度になる場合
  • げっぷによって胸痛や不快感が生じる場合
  • 食欲不振や体重減少など他の症状がある場合

げっぷの原因

  • 空気の飲み込み
    食事の際に急いで食べる、飲む、話す、吸うとげっぷが出やすくなります
  • 食道の逆流
    胃酸や胃内容物の逆流によって空気を迸らせることで出やすくなります
  • 食事中の二酸化炭素の生成
    炭酸飲料や発酵食品などの摂取でもげっぷが出ます
  • 消化不良や胃の炎症
    胃の不調がげっぷを引き起こすことがあります

疑われる疾患

  1. 胃食道逆流症(GERD)
    食道逆流によるげっぷや胸焼けが症状として現れます。
  2. 消化性潰瘍
    胃や十二指腸の潰瘍によってげっぷや胃痛が生じることがあります。
  3. 過敏性腸症候群(IBS)
    げっぷや膨満感、腹痛などが症状として現れることがあります。
  4. 胃炎や胃潰瘍
    胃の炎症や潰瘍によってげっぷや胃痛が生じることがあります。

胸やけ

胸やけとは、胃酸が食道に逆流し、食道内の粘膜を刺激することで引き起こされる症状です。

主な特徴として、激しい胸の痛みや灼熱感、胸焼け、喉の焼けるような感覚、酸っぱい味や嘔吐感などがあります。また、食後や寝る前、しゃがんだり横になった際など、特定の姿勢や状況で症状が悪化することがあります。

受診の目安

  • 長期間にわたって胸やけが続く場合
  • 食事や特定の食品の摂取後に胸やけが頻繁に起こる場合
  • 嘔吐、血便などの異常な症状がある場合
  • 食道狭窄や食道潰瘍の既往がある場合
  • 胃食道逆流症(GERD)や逆流性食道炎の症状がある場合

胸やけの原因

  • 食道の弛緩や逆流門の機能不全
    逆流門が正常に閉じないことで胃酸が逆流する。
  • 食道内の排出機能の低下
    食道内のむくみや遅延により逆流が促進される。
  • 食事や生活習慣の影響
    脂っこい食事、大量の食事、就寝前の食事、喫煙、アルコールなどが逆流を引き起こす要因となる。

疑われる疾患

  1. 逆流性食道炎(GERD)
    胃酸の逆流により食道が炎症を起こす。
  2. 食道狭窄
    長期にわたる逆流により食道が収縮し狭くなる。
  3. ヘルニア
    食道が胃腔内に一部逆位することで逆流を引き起こす。
  4. 胃炎
    胃の粘膜が炎症を起こし、逆流を促進する。

腹部膨満

腹部膨満は、腹部が膨らんでいる感覚や不快感を伴う症状です。 膨満感は食後や便通後により強くなることがあります。 腹部が膨満しているだけでなく、ガスや空気の動きや出しにくさも感じることがあります。

受診の目安

  • 長期間にわたって腹部膨満が続く場合。
  • ガスや便の排出が困難である場合。
  • 腹痛や吐き気、嘔吐などの他の症状がある場合。
  • 食欲不振や体重減少がみられる場合。
  • 血便や黒色便が出現する場合。

腹部膨満の原因

  • 食事や飲み物の摂取による過度なガスや空気の摂取。
  • 消化管運動の低下や消化液の不足による消化機能の低下。
  • 消化管の病気や炎症、腫瘍などによる閉塞や運動障害。
  • 腸内細菌の異常増殖や食物不耐性による消化不良。
  • ストレスや不規則な生活、過度の運動不足による腸の機能低下。

疑われる疾患

  1. 腸閉塞や腫瘍による消化管の機能障害。
  2. 過敏性腸症候群(IBS)や慢性腸炎、胃食道逆流症などの消化器疾患。
  3. 腸内細菌異常増殖症や乳糖不耐症、シビレ症候群などの食物不耐症。
  4. 腸内寄生虫感染症や胃・十二指腸潰瘍などの感染症または潰瘍性疾患。
  5. 心臓病や肺疾患、腎臓疾患など他の臓器の機能異常により起こる腹部膨満。

腹痛

腹痛は、腹部のどこかで感じられる不快な痛みや不快感のことを指します。 この痛みは、軽度のものから激しいものまで様々な程度があります。 腹痛は、単純な胃の不調や消化器系の一時的な問題だけでなく、より深刻な疾患を示す可能性があります。そのため、腹痛の特徴を理解し、適切なケアや専門医の診断を受けることが重要です。

受診の目安

  • 長時間続く腹痛
  • 激しい痛みや突発的な痛み
  • 吐血や血便、黒色便の出現
  • 腹部の膨張や異常な腫れ
  • 発熱や寒気、身体のだるさ
  • 嘔吐や下痢といった消化器系の症状の併発
  • 尿量の減少や尿の異常

腹痛の原因

  • 過食や食べ物の消化不良
    大量の食事や脂っこい食べ物を摂取すると、胃や腸の緊張が増し、腹痛が起こることがあります。また、消化酵素の分泌不足や食物アレルギー、乳糖不耐症などが消化不良の原因となり、腹痛を引き起こすことがあります。
  • 胃・十二指腸潰瘍
    胃や十二指腸の粘膜が傷ついたり潰瘍ができることによって、腹痛が生じることがあります。主な原因としては、ヘリコバクターピロリ菌の感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の長期使用が挙げられます。
  • 胃炎や胃痙攣
    胃の炎症や痙攣が起こると、腹痛が現れることがあります。 胃炎は、感染症や胃酸の過剰分泌、飲酒や喫煙の影響などによって引き起こされます。 胃痙攣は、胃の筋肉の収縮不全や過剰な収縮によって起こります。
  • 腸の炎症や疾患
    炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)や逆流性食道炎など、腸の炎症や異常によって腹痛が引き起こされることがあります。また、腸閉塞や腸重積などの腸の障害も腹痛の原因となる可能性があります。
  • 月経痛や子宮内膜症
    女性の場合、月経痛や子宮内膜症によっても腹痛が生じることがあります。 月経痛は、月経時に子宮が収縮することによって引き起こされる痛みです。 子宮内膜症は、子宮内膜が子宮外に広がり、腹膜内で炎症を起こすことで腹痛が生じます。
  • 神経因性の腹痛
    ストレスや不安、過度の緊張が原因で腹痛が現れることがあります。 ストレスによって消化器系の筋肉が緊張し、腸の動きが乱れることで腹痛が生じることがあります。

疑われる疾患

  1. 胃腸炎
    胃や小腸の炎症による腹痛や吐き気、嘔吐、下痢などがみられます。
  2. 胃潰瘍
    胃の内側の壁が損傷を受けることで起こり、腹部の中間部に痛みや不快感が生じます。
  3. 腸閉塞
    腸の通り道が完全または部分的に詰まることで起こり、激しい腹痛、嘔吐、腹部の膨満感などの症状が現れます。
  4. 腸炎
    大腸や小腸の炎症により、腹痛や下痢、発熱、脱水症状が現れます。
  5. 肝臓の問題
    肝臓の疾患や炎症により、右上腹部の痛みや膨満感、消化不良が起こることがあります。
  6. 膀胱炎
    膀胱の炎症により、下腹部の痛みと共に頻尿や排尿痛を伴います。
  7. 腎臓の問題
    腎臓の結石や感染による痛みが腹部に広がることがあります。
  8. 卵巣の問題
    卵巣の嚢腫や卵巣炎などがおこることで、下腹部の痛みや不快感が生じます。
  9. 腹部の外傷
    腹部の打撲、破裂、刺傷などにより、内腹部に痛みや出血が生じることがあります。
  10. 腹部の筋肉の炎症
    腹直筋の炎症により、腹痛が生じることがあります。

下痢

下痢は、便が通常よりも水っぽくなり、排便回数が増える状態です。 軽度の下痢は通常自然に治ることがありますが、症状が長引く場合や重度の場合は、医師に相談する必要があります。

【画像】お尻をおさえる女性

受診の目安

  • 血便の排出がある場合
  • 激しい腹痛や腹部の膨満感がある場合
  • 高熱が伴う場合
  • 脱水症状(嘔吐、めまい、頭痛、皮膚の乾燥など)がある場合
  • 下痢が3日以上続く場合
  • 最近海外を旅行した後に下痢が発生した場合
  • 下痢による体力の低下や体重の減少がある場合

下痢の原因

  • 食品中の細菌やウイルスによる感染(食中毒)
    細菌やウイルスによる感染がほとんどの場合の主な原因です。 感染は飲食物から摂取され、細菌(大腸菌やサルモネラ)やウイルス(ノロウイルスやロタウイルス)が腸内で増殖し、炎症を引き起こします。
  • 食物アレルギー
    特定の食品(乳製品やグルテンなど)に対する食物アレルギーが下痢を引き起こすことがあります。免疫系の過剰反応により、腸の炎症が生じます。
  • 薬剤の副作用
    一部の薬剤やサプリメントは、胃や腸の運動性や水分吸収を変化させることで下痢を引き起こす可能性があります。 抗生物質や鎮痛薬が一般的な原因として挙げられます。
  • ストレスや不規則な生活
    生活習慣の乱れやストレスが下痢の原因になる場合もあります。

疑われる疾患

  1. 感染性胃腸炎
    細菌やウイルスによる胃腸炎が下痢の原因となる場合があります。
  2. 過敏性腸症候群(IBS)
    腸の運動性の異常が原因で下痢を引き起こすことがあります。
  3. クローン病や潰瘍性大腸炎
    慢性的な炎症性腸疾患の一部として下痢が現れることがあります。
  4. アレルギー性大腸炎
    特定の食品に対するアレルギー反応が下痢を引き起こすことがあります。
  5. 乳糖不耐症
    乳糖を分解する能力が不足しているため、乳製品摂取後に下痢が起こることがあります。

便秘

便秘は、排便が困難で、便の排出が減少し、便の硬さや形状が異常な状態です。

便秘の主な特徴の1つは、排便回数の減少です。通常は1日1回から3回程度の排便が理想的ですが、便秘の場合はこの回数よりも少なくなることがあります。また、便秘の影響により、便が硬くなるので一度便秘になると繰り返してしまいます。

便が腸内に溜まった状態が続くと、食べ物や水分の通過が滞り、満腹感や腹部膨満感があります。

【画像】トイレ

受診の目安

  • 長期間にわたる便秘
  • 強い腹痛や腹部膨満感がある
  • 血便や黒色便

便秘の原因

  • 食事の欠点
    食物繊維不足や水分不足は、便のかさや柔軟性を失わせ、便通を悪化させる原因となります。
  • 運動不足
    適度な運動や身体活動がない場合、腸の運動も低下し、便秘を引き起こすことがあります。
  • ストレス
    ストレスや精神的な負担は、腸の働きを乱し、便秘を引き起こす可能性があります。
  • 薬物の副作用
    一部の薬物(鎮痛剤、抗うつ薬など)が、便秘の原因となる可能性があります。

疑われる疾患

  1. 大腸がん
    長期間の便秘や便中に血液が混じる場合は、大腸がんを疑う必要があります。
  2. 腸閉塞
    便が十分に排出されず、腸内で溜まってしまい、腸の通り道が閉塞される状態です。 重篤な状態であり、早急に治療を要します。
  3. 甲状腺機能低下症
    甲状腺機能低下症によって代謝が低下すると、便通も悪化する可能性があります。
  4. 過敏性腸症候群
    便秘や下痢、腹痛、腹部膨満感など、慢性的な腸の問題を引き起こす疾患です。

血便

血便とは、便中に血液が混じっている状態のことを指します。

血便は通常、便の色が赤色や暗いタール状になることで判別されます。 消化器系の何らかの異常を示す可能性があるため、早期の受診が重要です。

受診の目安

  • 大量の鮮血便
  • 慢性的な血便
  • 便の色が常に赤色やタール状である
  • 他にも腹痛・下痢・便秘などの症状が現れる場合

血便の原因


  • 一般的な痔の症状であるため、直接的な原因として考えられます。
  • 内臓潰瘍
    胃や小腸の潰瘍が穿孔して出血し、血便が発生する場合があります。
  • 消化管の炎症
    消化管の炎症が血管を傷つけ、血便が発生することもあります。
  • 消化管ポリープや腫瘍
    消化管内のポリープや腫瘍が出血し、血便を引き起こすことがあります。

疑われる疾患


  1. 内痔核や外痔核といった痔によって血便が発生することがある。
  2. 消化性潰瘍
    胃や十二指腸の潰瘍が穿孔し、血便を引き起こすことがある。
  3. 大腸がん
    大腸内のポリープや腫瘍が出血し、血便が現れることがある。
  4. 潰瘍性大腸炎
    大腸の炎症が血便を引き起こすことがある。
  5. 消化管出血
    消化管内の血管の異常や出血性疾患によって血便が生じることがある。

便潜血

便潜血とは、肉眼では見えない微量の血液が便中に混ざることを指します。 便の色が普通と変わらないため、一般的に自覚症状がありません。 便潜血は、大腸や直腸に異常が起きた可能性を示唆しますので、早期発見が重要とされます。 スクリーニング検査や大腸内視鏡検査などによって検出されます。

当院では便潜血検査に対応しております。検査は、大腸がんの早期発見につながりますので、定期的に検査を受けましょう。

【画像】検便キット

受診の目安

  • 便潜血を自覚症状として経験している場合
  • 長期間にわたって便秘や下痢、排便時の苦痛を感じる場合
  • 便中に異常な色や形状の変化を認める場合
  • 体重の急激な減少や悪液質がみられる場合

便潜血の原因

  • 大腸や直腸のポリープや腫瘍の存在
    大腸や直腸にできるポリープや腫瘍が潜血を引き起こすことがあります。これらの異常な組織は、便通過中に傷ついたり出血したりするため、微量の血液が便に混ざることがあります
  • 消化管の炎症性腸疾患
    クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は、消化管内の慢性的な炎症によって便潜血を引き起こすことがあります。炎症が進行すると、消化管の組織が傷つき、血液が便に混ざる可能性があります。
  • 出血性疾患
    出血性内臓疾患や消化管潰瘍などの疾患は、消化管内での出血を引き起こすことがあります。これにより、血液が便に混ざり、便潜血が発生することがあります。
  • 微小血管の破裂
    血管拡張性ポリープなど、便通過中に微小血管が破裂すると、血液が便に混ざることがあります。これらの破裂は、便潜血の一般的な原因となることがあります。

疑われる疾患

  1. 大腸がん
    便潜血は大腸がんの最も一般的な初期症状の一つであり、早期検出につながります。
  2. 大腸ポリープ
    一部の大腸ポリープは発展することがあり、異常な便潜血を引き起こす可能性があります。
  3. 炎症性腸疾患
    クローン病や潰瘍性大腸炎は、慢性的な炎症により便潜血を引き起こすことがあります。
  4. 出血性疾患
    出血性内臓疾患や消化管潰瘍は、便潜血の原因となることがあります。
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